2010年3月31日水曜日

Black Tambourine 4

第3連を見て見よう。

The black man, forlorn in the cellar,
Wanders in some mid-kingdom, dark, that lies,
Between his tambourine, stuck on the wall,
And, in Africa, a carcass quick with flies.


【表の訳】

その黒人は、地下室にひとりになって、
壁にかかっている彼のタンバリンと
アフリカにある、蠅がたかっている
死んではいない体との間に、暗く、ある
或る中間の王国をさまよう。

【裏の訳】
男色の罪にけがれた男は、地下牢の、地獄の中で
孤独なまま、自分のものだといいたい、前位置に
壁のようにたっている男のそのタンバリン形の
性具と、それから、何度も行きそうになりながら、
まだ絶頂にまで行かずに、従ってまだ生きていて
死んではいない、しゃせいをこらえているだんしょく者、
肛門せい交に至らないだんしょく者とのまん中にある
だんしょく者の王国をさまよっている。

【解釈】

someは、Websterによれば、

Etymology:
Middle English som, adjective & pron., from Old English sum; akin to Old High German sum some, Greek hamィ・ somehow, homos same ム more at same

とあることから、Craneは、homosという語源、語釈にホモの意に掛けて、この語を使っている。Sameも同じ。

従い、some mid-kingdomとは、男色者、同性愛者の中間の王国という意味になる。しかし、中間の王国とは何であろうか。

だんしょく者達が、性行為をしているときに、中世の騎士物語を演じるということは、前に書いた通り。だから、some kingdomなのだと思う。しかし、mid-とは何か。これは、また別に男同士のせい行為の様子を、太陽系の星の運行に喩えていたことを思い出す事にしよう。そうすると、3つの星があって、この汚れた罪深い男、黒い男は、太陽、地球、月のうち、まん中の位置にいると考えることができる。あるいは、王国の分類そのものがあって、前の王国、中の王国、後ろの王国といったものがあるのだろうか。

いづれにせよ、太陽は動かぬ位置にあり、地球は太陽を周回し、月は地球にいつも表だけを見せて自転せず、尻を向こうに向けたままの位置にいる。この男の位置は、地球であると、ひとまづ、ここでは、しておこう。太陽のペニスをくわえ、尻には月のペニスが挿入されている状態、それが、wander in some mid-kingdomということ。

Wallとは、

something resembling a wall (as in appearance, function, or effect); especially : something that acts as a barrier or defense

ということから、太陽の位置にいて、突っ立っている男と解釈する。

Africaとは、何故アフリカなのだろうか。これもこの語を深く調べてゆくと、

continent of the eastern hemisphere S of the Mediterranean & adjoining Asia on NE area 11,677,239 square miles (30,244,049 square kilometers)


とあり、実は、ここにあるcontinent(大陸という意味に普通はいうもの)を、更にcontinentを調べると、Craneは、continenceということから、

self-restraint; especially : a refraining from sexual intercourse

という意味をAfricaという言葉に隠している。セックスを我慢するという意味。そう思って見ると、AfricaにもAという文字が入っている。だから、アナル・セックスを我慢するという意味になる。

このように考えて来ると、

And, in Africa, a carcass quick with flies.

とは、何度も行きそうになりながら、まだ絶頂にまで行かずに、従ってまだ生きていて死んではいない、射精をこらえている男色者、肛門性交に至らない男色者という意味になる。Fliesを、

a brilliant, imaginative, or unrestrained exercise or display (a flight of fancy)

ととることにする。

また、その前にある、

his tambourine, stuck on the wall

とは、まん中のポジションにいるその男から見ると、前に壁のように立っている太陽のポジションの男のペニスに掛けているタンバリン形の性具だと理解しよう。このタンバリンがあるおかげで、
ペニスの先がいい気持ちになり、そうなるように口で、また指で刺激をするのが、まん中のポジションの役割なのだろうと思う。

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