2009年11月1日日曜日

詩とは何かということについて

昨日いただいたある詩誌を読むと、当然のことながら、詩とは何かと論じているひとたちがいて、一緒にそのことをかんがえてみることになった。どの議論も、力と熱が入っている。

しかし、あらためて考えてみると、わたしにとって詩とは何かと問うてみると、それらの論とは反対に、大袈裟なものではなく、今日の答えは、次のようなものであった。

詩とは、わたしにとっては、小さいものであって、精妙なものである。ひとことでいうと、

詩とは、セルである。

というものだ。

セルとは、cell、の事です。

このcellで、一行の文ができればいい。それは、コンテクストに育つだろう。

既に以前に行った詩の定義があるので、それに基づいて続けると、上の定義の詩とは、ポエジーが採る最初の小さな、ささやかな形式のことです。(この詩の定義は以前の定義にはなく、あたらしいものだということになる。)ここでは、詩はポエジーだといいたいが、そうはいかない。ポエジーとポエジーから生まれるものとの関係は、分かち難い。このように、形式と実質、実質と形式の関係は、分かち難い。それでも、もう一度書いてみよう。

詩とは、セルである。

0 件のコメント: