しかし、あらためて考えてみると、わたしにとって詩とは何かと問うてみると、それらの論とは反対に、大袈裟なものではなく、今日の答えは、次のようなものであった。
詩とは、わたしにとっては、小さいものであって、精妙なものである。ひとことでいうと、
詩とは、セルである。
というものだ。
セルとは、cell、の事です。
このcellで、一行の文ができればいい。それは、コンテクストに育つだろう。
既に以前に行った詩の定義があるので、それに基づいて続けると、上の定義の詩とは、ポエジーが採る最初の小さな、ささやかな形式のことです。(この詩の定義は以前の定義にはなく、あたらしいものだということになる。)ここでは、詩はポエジーだといいたいが、そうはいかない。ポエジーとポエジーから生まれるものとの関係は、分かち難い。このように、形式と実質、実質と形式の関係は、分かち難い。それでも、もう一度書いてみよう。
詩とは、セルである。
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