2013年3月3日日曜日

Die rote Schubkarre(手押し車):第10週 by William Carlos Williams(1883 - 1963)




Die rote Schubkarre(手押し車):第10週 by William Carlos Williams(1883 - 1963)




【原文】


Die rote Schubkarre

so viel hängt ab 
von 
einer roten Schub-
karre
glaenzend von Regen-
wasser
bei den weissen
Huehnern




【散文訳】

赤い手押し車

かくもたくさんのものが
ひとつの手押し車
から
垂れ下がっている
雨の
水のために、輝いて
白い雌鶏たちの傍で


【解釈と鑑賞】


この詩人のWikipediaです。


アメリカの詩の歴史に名を残した詩人です。


Shubkarre、手押し車と訳しましたが、これは日本語の世界では、ネコと動物の名前で呼ばれているものです。一輪車で、土方仕事に使うものです。




何故わたしがそんな特殊な呼称を知っているかというと、学生のときに土方のアルバイトをしたことがあるからです。

ネコの赤い色、雨の水の透明な色、そして、雌鶏の白い色、これらの色彩が、この短い詩の中で、美しい色の配色になっています。それも、雨の後の。


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