【西東詩集37】 Genuegsam(充分に満足して)
【原文】
Genuegsam
>>WIE irrig waehest du
Aus Liebe gehöre das Mädchen dir zu.
Das könnte mich nun gar nicht freuen,
Sie versteht sich auf Schmeicheleien.<<
【散文訳】
充分に満足して
「何と間違った妄想をお前は抱くものか
愛しているから、その娘はお前のものだなどと。
そうしてみると、それでは、わたしのこころを悦ばせることはできなかろう。
彼女は、諛(へつら)いを熟知しているのだから。」
【解釈】
題名が充分に満足してという題名であること。それから、詩行の全体が、括弧の中に入れられていること。これらのことから、これは一人の恋する男の妄想、空想であることが知られます。
これは、楽しい時間であることでしょう。
こういう下世話な、何と言うか通俗なゲーテもまた、よいものです。
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