【Eichendorfの詩115】 Lieber alles(むしろ、いっそのこと全部だ)
【原文】
【原文】
Soldat sein, ist gefährlich,
Studieren sehr beschwerlich,
Das Dichten süß und zierlich,
Der Dichter gar possierlich
In diesen wilden Zeiten.
Ich möcht am liebsten reiten,
Ein gutes Schwert zur Seiten,
Die Laute in der Rechten,
Studentenherz zum Fechten.
Ein wildes Ross ist's Leben,
Die Hufe Funken geben,
Wer's ehrlich wagt, bezwingt es,
Und wo es tritt, da klingt es!
【散文訳】
兵士でいることは、危険だ
学生で勉強することは、非常に大変だ
詩をつくることは、甘く、そして優美だ
詩人は、全く滑稽者だ
この野生の時代の中にあっては。
わたしが一番したいのは、騎行だ
名刀を腰に差して
右には、竪琴を持って
剣(つるぎ)の戦いの場所では、学生のこころを以って
一匹の野生の馬、それが生命(人生)だ
蹄(ひづめ)が火花を散らしてゐる
本当に勇敢なるものは、それを強いる
そして、前進するところでは、するとほら、その響きを立てるのだ!
【解釈と鑑賞】
この詩の題名の、それならば、いっそのこと全部がいい、という題名は、この詩の中に歌われている、これらのすべてを自分は体現したいということなのでしょう。
何故ならば、それは野生の時代であり、野生の時代とは、あらあらしく、秩序のない、混乱した時代という意味でありませう。
この詩の書かれた年代は、この詩集には明記がどの詩にもないので不明ですが、しかし、その心は、正しく其のような時代のこころであると思います。
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