Butterblumengelbe Wiesen(バター色の黄色の花の草原):第20週 by Christian Morgenstern.rtfd(1871 ー 1914)
【原文】
Butterblumengelbe Wiesen,
sauerampferrot getoent, --
o du überreiches Sprießen,
wie das Aug dich nie gewöhnt!
Wohlgesangdurchschwellte Bäume,
wunderblütenschneebereift --
ja, fürwahr, ihr zeigt uns Träume,
wie die Brust sie kaum begreift.
【散文訳】
バター色の黄色の花の草原が
酸つぱい酸模(すいば)の赤い色になって鳴り響いてゐるー
おお、お前、余剰豊かな若芽の芽吹きよ
なんとまあ、その眼はお前を決して甘やかさなかっことか!
良く歌はれて膨(ふく)らんだ木々が
素晴らしく花盛りの雪の色に成熟しているー
さうだ、その通りだ、成る程、お前たちは、我々に数々の夢を示してゐる
どんなに胸は、それらの夢を自分のものにはほとんどしてゐないかを。
【解釈と鑑賞】
この詩人の、Wikipediaです。ドイツの詩人です。
また、このような題名のウエッブサイトもありました。ナンセンス詩の詩人としてのモルゲンシュテルンです。独英の対比で英語の役がついています。
この詩は、やはり春の草原の景色と木々の様子を歌つたものでありませう。
バター色の黄色の花、と敢へて訳した此の言葉は、黄色い花のうち、特に蒲公英(たんぽぽ)や立金華(りうきんか)なんどの花を指すと辞書にはあります。やはりドイツ語の語構成の通りの原義を伝へるために、その訳語を当てました。
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