Alleinsein(一人でいること):第7週 by Bruno Frank(1887 - 1945)
【原文】
In meine kleine Kammer dringt kein Ton.
Es ist schon spät, und alle schlafen schon.
Jetzt bin ich froh, denn alles Fremde wich,
Und niemand auf der Erde denkt an mich.
Ich fühl es ganz, es hüllt mich selig ein,
Das namenlose Glück, allein zu sein!
【散文訳】
わたしの小さな部屋の中には、どんな音も押し入ることがない。
既に時遅く、そしてみなが既に眠っている。
今や、わたしは嬉しい、というのは、総ての異なるものが退いたからだ
そして、この地球上の誰も、わたしのことを思うことがない。
わたしは全くそれを感じて、それがわたしを至福にも囲い包む。
一人でいるという、名前のない、なんという幸福!
【解釈と鑑賞】
この詩人のことを書Wikipediaです。ドイツ語です。
貧しい記述ながら、日本語のWikipediaもあります。
この詩人はドイツの詩人です。ナチスに追われて、アメリカのビバリーヒルズで没しています。
詩のほかにも、戯曲や歴史小説に才能を発揮しました。
この詩人の写真が見つかりませんでした。それらしい人物の写真がありましたが、名前が特定できないので、掲載は控えました。了とされたい。
夜に孤独でいる時間、そして静寂の時間にいる詩人のこころは、よくわかるように思います。
自分以外のものをすべて一言で、Alles Fremde、総て異なるものと呼び切るとは、そのこころの強さ、凄さを覚えます。
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