老子は青い牛に乗って
老子は
青い牛に乗って
揺られながら
函谷関を出
西へと歩み去る
青い牛に乗って
揺られながら
函谷関を出
西へと歩み去る
老子の惜別は
老子の純粋であり
いつも思考の筋道であった
いつも思考の経路であり、理路であり
宇宙を理解するための法理であった
老子の純粋であり
いつも思考の筋道であった
いつも思考の経路であり、理路であり
宇宙を理解するための法理であった
(思考の跡は、水のように輝いている)
玄の玄、これ衆妙の門なり
門をい出て、門に入り
門に入って、門を出る
胎内巡りの長い長い旅であった
門をい出て、門に入り
門に入って、門を出る
胎内巡りの長い長い旅であった
(幾たび、わたしは生まれ変わったことか)
そうして、その旅も、とうとう終わりに来たのだ
さようなら
といって、老子は
最後の門を閉じた
最後の門を閉じた
(遠く、青い牛に乗って)
0 件のコメント:
コメントを投稿