2014年11月16日日曜日

Der Boden brennt(地面が燃えている):第48週 by Elke Erb(1938ー )


Der Boden brennt(地面が燃えている):第48週 by  Elke Erb(1938ー )








【原文】


Der Boden brennt. Gut.
Die Strasse ist fest, gedeckt.
Ihre Decke, die Brei war, gehärtet.
Man hat sich mit ihr einen Gefallen getan.
Und nicht gefallen wollen.

Deutlich aber Bäume in Gold und Silber,
deutlich, sie, beide, Gold mal, mal Silber,
besonders das Silber so unleugbar
Silber wie unglaublich

(es war keine Rede von ihm).
Seltene Sonne, silberne Samen, Schoten;
goldene Zweige;
Schotter; er brennt nicht. Doch.
Masse. Uebergossen, Bitumen.

Winterrasen, feuchte fruchtbare Gegend
(feucht, also fruchtbar), Sand.



【散文訳】


地面が燃えている。結構なことだ。
通りは、固く動かず、覆われている
あなたの覆い、それはお粥だったのだが、それも固くなっている。
ひとは、あなたのその覆いが気に入ったのだ。
そして、気に入るようになりたいとは思っていなかったのだが。

明らかに、しかし、木々は金と銀の色をしていて
明らかに、木々は、これらふたつの、ある時は金、ある時は銀で
特に銀は、それほどに拒否することはできない色だ
信じがたい程に銀は

(銀については、議論する余地がなかった)
稀にしか照らない太陽、銀色の種子、莢(さや)
金の枝々
歩道の敷石。これは燃えない。いや、燃える。
量があれば。注ぎかければ、瀝青があれば。

冬の芝生、湿って実り豊かな土地だ
(湿って、それ故に実り豊かなのだ)、砂があるのだ。



【解釈と鑑賞】


この詩人の、日本語とドイツ語とふたつのWikipediaがあります。




ドイツの詩人です。

ベルリンの壁のあった時代に、父親が、何を好んでか、西ドイツのラインラント州に住んでいたものを、わざわざ娘たちを東ドイツに連れて行きました。

この詩人は、共産主義国家東ドイツで育った詩人です。

シュータジ(Stasi)の監視対象になっていたとあります。

現在は、ベルリンに在住。ブランデンブルグ門の下を通ることのできる時代が来るとは、当時は、この詩人も思っていなかったことでしょう。

当時のブランデンブルグ門の写真です。わたしは、両方の側から、この門を眺めることができました。ドイツ人ではなく、外国人であったからです。




この詩は、ドイツの秋を歌った詩です。

いい詩だと思います。それは、この詩に歌われている、ドイツの秋が誠に美しいからです。

この詩の題名は、地面に落ち葉が敷き詰められている、そのことを隠喩で歌ったのです。






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