2009年12月1日火曜日

言葉の性質

言葉の性質のことを意味といっている。

言葉の意味は、文法用語でいうと、不可算名詞である。つまり、単位化しなければ数えることができない。

この視点でみると、言葉は、水と同じだ。あるいは、紅茶、コーヒーと。一杯のコーヒーといったように。

言葉の意味を、だから、単位化する。それが、言葉、ひとつの語だ。これは、概念化によって生み出される。人間の精神が概念化をする。

Moneyと英語で呼ばれるお金も、不可算名詞だ。だから、単位化して呼ばれる。円、ドル、ユーロ、そうして何桁かの数字でもって。

この点で、言葉とお金は同じだ。

お金が流通する量であるように、言葉も流通する量なのだろうか。然り。単位化しない限りは。その性質を考え、意味を発見しない限りは。そうでない言葉は、物質的な量として流通する。つまり、売り買いができる。そうでない言葉は、質、すなわち意味として明瞭にある言葉は、売り買いはできない。しかし、交換することができる。意味と意味の交換である。(これを売り買いと言ったら、この売り買いは譬喩である。譬喩とは何かの答えがここにある。

これが、詩ではないか?詩の言葉ではないか?

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