2015年3月15日日曜日

Zu einem Besuch(ある訪問に際して):第12週 by Melih Cevdet Anday(1915 ー 2002)

Zu einem Besuch(ある訪問に際して):第12週 by  Melih Cevdet Anday(1915 ー 2002)


【原文】

Wenn ich zu einem Besuch ginge
Wenn man mir ein sauberes Bett richtete
Wenn ich alles, auch meinen Namen vergäße
Und einschliefe...


【散文訳】

もし、わたしがある訪問に際して、尋ねて行き
もし、わたしに清潔な寝床を設(しつら)えてくれ
もし、私が、総てのものを、わたしの名前も、忘れるとしたら
そして、眠りに入るとしたら...


【解釈と鑑賞】

この詩人の、Wikipediaです。トルコのの詩人です。

トルコ語のWikipedia:http://tr.wikipedia.org/wiki/Melih_Cevdet_Anday

接続法II式で書かれた詩です。

即ち、この世の話ではない。

単純な詩ですが、味わいのある詩です。

現実は、すべてこの逆で、

わたしは誰をもおとなふことなく
わたしは清潔な寝床をしつらえてもらえず
私は、総てを記憶し、自分の名前さへも覚えなければならず
そして、眠りが浅い

といふことになりませうか。

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