2014年10月4日土曜日

Vogelbeeren(ななかまど):第41週 by Rutger Kopland(1934 ~2012)


Vogelbeeren(ななかまど):第41週 by  Rutger Kopland(1934 ~2012)






【原文】

Die Dichtkunst ausüben heisst
mit der größtmöglichen Sorgfalt
konstatieren, dass beispielsweise
am frühen Morgen
die Vogelbeeren Tausende Tränen tragen
gleich einer Zeichnung aus der Kindheit
so rot und so viel.



【散文訳】

詩作の技術を駆使するということは
最大に可能な慎重さを以て
次のことを確言することである、即ち
例えば、早朝に
ななかまどが、幾千もの涙を担っている、と言うことを
子供時代の中から出て来た一枚の素描のように
かくも赤く、そして、かくも沢山に




【解釈と鑑賞】


この詩人のことを書いたウエッブ頁です。

http://nl.wikipedia.org/wiki/Rutger_Kopland


阿蘭陀の詩人です。

確言と訳したkonstatierenという語は、ラテン語のconstatに由来する、ドイツ語で言うならばes ist ausgemachtという意味ですから、確かに成った、終った、完了した、間違いなく出来ているという意味です。

詩作の技術、即ちこの技藝を、早朝のななかまどの美しい景色を例にとって、美しく、静謐に、定義しています。定義が譬喩であることが、如何にも詩人らしい。また、阿蘭陀人であるということ、そのことらしさも、きっと現れていることでしょう。

Vogelbeereというドイツ語からいって、鳥が好んで食べるのでしょう。












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