2014年10月13日月曜日

詩人の立っている位置



詩人の立っている位置

最近、安部公房の好きだったリルケの詩のひとつ『涙の壷』について考えていて、この詩人が『ドゥイーノの悲歌』の最初の詩行を霊感によって授かった場所が、やはり海に望む断崖絶壁であり、更に加えて、そこに城が立っていて、その城の庭の中で、そのことが起こったということに、実は深い意味があるのではないかと思った。



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