2014年1月4日土曜日

【西東詩集57-2】 Buch der Sprüche(箴言の書)


【西東詩集57-2】 Buch der Sprüche(箴言の書)


【原文】

PRUEFT das Geschick dich, weiss es wohl warum:
Es wünschte dich enthaltsam! Folge stumm.

NOCH ist es Tag, da rühre sich der Mann,
Die Nacht tritt ein, wo niemand wirken kann.

WAS machst du an der Welt, sie ist schon gemacht,
Der Herr der Schöpfung hat alles bedacht.
Dein Los ist gefallen, verfolge die Weise,
Der Weg ist begonnen, vollende die Reise:
Denn Sorgen und Kummer verändern es nicht,
Sie schleudern dich ewig aus gleichem Gewicht.

WENN der schwer Gedrueckte klagt:
Hülfe, Hoffnung sei versagt,
Bleibet heilsam fort und fort
Immer noch ein freundlich Wort.

》WIE ungeschickt habt ihr euch benommen
Da euch das Glück ins Haus gekommen!《
Das Mädchen hast nicht übelgenommen,
Und ist noch ein paarmal wiedergekommen.



【散文訳】

才能はお前を試す、才能は何故そうするのかをよく知っている:
才能は、お前が控えめであることを臨んでいると考えるがいいのだ!黙って従え。

まだ依然として、日が高い、すると、男というものは活動するのだ
夜が始まる、そこでは、誰も働くことができない。

何をお前は、世界にしているのか、世界は既に出来上がっているというのに
創造主は、すべてを考えたのだ。
お前の骰子(さい)は投げられたのだ、そのやり方を追求せよ
道は、始まっているのだ、その旅を完成させよ:
というのは、心配と苦しみが、それを変えることがないからだし
心配と苦しみは、お前を永遠に、同じ重さ(バランス、均衡)の中から外へとぶん投げるからだ。

重く抑圧されている者が嘆くならば
助け、希望が拒否されてあれ
ずっとずっと癒やすままであれ
いつも相変わらず、親切な一言は。

》なんと不器用に、お前達は振る舞ったのか
幸運がお前達の家の中にやって来たというのに!《
その(幸運の)乙女は悪くはとらなかった
そして、まだ幾度か戻って来たのに。

【解釈】

どれも、ゲーテが折に触れて得た所感であると思われます。

どのようにでも解釈のできる、含蓄のある詩でありませう。

これらの言葉を以て、ご自分の人生に照らしてみるのも一興かと思います。

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