Mitten im Leben(生のさなかに):第24週 by Guenter Grass(1927- )
【原文】
Mitten im Leben
denke ich an die Toten,
die ungezählten und die mit Namen.
Dann klopf der Alltag an,
und übern Zaun
ruft der Garten: Die Kirschen sind reif!
【散文訳】
生のさなかに
わたしは死者達のことを考える
数えられない死者たちと、名前を持った死者たちのことを
すると、その日がドアを叩き
そして、垣根越しに
庭が叫ぶのだ:桜の木々が満開だ!
【解釈と鑑賞】
この詩人のWikipediaです。
ドイツの作家(小説家)です。1999年にノーベル文学賞を授与されています。
ドイツでは、桜は5月に咲くのでしょう。
桜の満開の花と死者という取合せは、梶井基次郎の有名な短編を思わせます。桜の花と死者は、洋の東西を問わないということでしょうか。
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