2013年6月8日土曜日

Mitten im Leben(生のさなかに):第24週 by Guenter Grass(1927- )


Mitten im Leben(生のさなかに):第24週 by Guenter Grass1927- 




【原文】

Mitten im Leben

denke ich an die Toten,
die ungezählten und die mit Namen.
Dann klopf der Alltag an,
und übern Zaun
ruft der Garten: Die Kirschen sind reif!


【散文訳】

生のさなかに

わたしは死者達のことを考える
数えられない死者たちと、名前を持った死者たちのことを
すると、その日がドアを叩き
そして、垣根越しに
庭が叫ぶのだ:桜の木々が満開だ!


【解釈と鑑賞】


この詩人のWikipediaです。


ドイツの作家(小説家)です。1999年にノーベル文学賞を授与されています。

ドイツでは、桜は5月に咲くのでしょう。

桜の満開の花と死者という取合せは、梶井基次郎の有名な短編を思わせます。桜の花と死者は、洋の東西を問わないということでしょうか。


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