2014年12月7日日曜日

Unendliche Reihe(無限の列):第51週 by Jakob Bernoulli(1654 ー 1705)


Unendliche Reihe(無限の列):第51週 by  Jakob Bernoulli(1654 ー 1705)





【原文】

WIE DIE UNENDLICHE REIHE SICH FUEGT ZUR ENDLICHEN SUMME
UND DER GRENZE SICH BEUGT, WAS DIR GRENZENLOS SCHEINT,
SO IM BESCHEIDENEN KOERPER VERBIRGT DER UNENDLICHEN GOTTHEIT
SPUR SICH, UND GRENZENLOS WIRD, WAS DOCH SO ENG IST BEGRENZT.
WELCHE WONNE, ZU SCHAUN IM UNERMESSNEN DAS KLEINE
UND IM KLEINEN ZU SCHAUN IHN, DEN UNENDLICHEN GOTT!


【散文訳】

無限の列が、有限の合計に繋がっていて
そして、お前には、境界がなく(無限に)見える(輝いている)ものが、境界に向かって、腰を低くして挨拶をするように、

謙虚な天体の中に、無限の神聖性の跡は、自らの身を隠していて、そして、かくも狭く境界立てられている(有限の)ものが、境界を無くして(無限に)成る。

何という至福の歓びであるか、そもそも計測不能なるものの中に、小さきものを、そして小さきものの中に、彼を、無限の神を見るということは!


【解釈と鑑賞】


この詩人の、Wikipediaがあります。スイス、 バーゼル生まれの数学者です。ラテン語からの翻訳です。


わたしは、この詩を読んで、リルケを、そして安部公房の世界を思いました。

他にも、あなたの知っている詩人には、この数学者のような、美と論理の混交して調和した詩人がいることでしょう。





0 件のコメント: