【Eichendorfの詩 45】Anklaenge (和音)
【原文】
Anklaenge
1
Voeglein in den sonn'gen Tagen!
Lüfte blau, die mich verfahren!
Koennt ich bunte Fluegel ruehren,
Ueber Berg und Wald sie schlagen!
Ach! es spricht des Frühlings Schoene,
Und die Vögel alle singen:
Sind die Farben denn nicht Töne,
Unde die Toene bunte Schwingen?
Voeglein, ja, ich lass das Zagen!
Winde sanft die Segel ruehren,
Und ich lasse mich entfuehren,
Ach! wohin? mag ich nicht fragen.
【散文訳】
和音
1
天気の良い日々の小鳥たち!
わたしを運ぶ空(空気)は青い!
色彩豊かな翼に触ることができれば
山を越え、谷を越えて、その翼を羽搏かせて飛ぶものを!
ああ!春の娘が話をしている
そして、鳥達がみな歌っている:
一体、色彩は音色ではないのだろうか、
そして、音色は色彩豊かな翼なのであろうか?
小鳥よ、そうさ、わたしは、臆病を止めるぞ!
風たちは、わたしに柔らかく触れる
そして、わたしはさらわれて行く
ああ、どこへ?とは、わたしは問いたくはない。
【解釈と鑑賞】
全部で4篇の詩からなるまとまりの詩の、最初の詩です。
Anklaenge(最初の音)という題名から言って、これから何かが始まる予感がします。また、何かに連想されるその響きです。
何が歌われるのか、楽しみに、読むことに致しましょう。
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