【西東詩集52】 ズーライカが話をする
【原文】
SULEIKA spricht
DER Spiegel sagt mir ich bin schön!
Ihr sagt: zu altern sei auch mein Geschick.
Vor Gott muss alles ewig stehen,
In mir liebt Ihn, für diesen Augenblick.
【散文訳】
ズーライカが話をする
鏡はわたしに言う。わたしは美しい!と。
あなたたちは言う。年をとるのは、また、わたしの運命だと。
神の前では、すべてが永遠に立っていなければならない。
わたしの中で、神を愛しなさい、この瞬間に。
【解釈】
美も年をとり、失われるという世俗の人間達に、美の中に神を見なさいというズーライカの言葉です。
全く、その通りに思われます。
次回からは、不満の書、不満の巻に入ります。
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