土曜日に所用あり、京都へ参りました。
そうして、龍安寺というお寺へ参りました。
有名な石庭を拝見しましたが、しかし、わたしには、寺の玄関を入って直ぐ正面にある屏風に書かれた陶淵明の飲酒と題した詩の方に惹かれました。
   飲酒  陶淵明
   廬を結びて人境に在り
   而かも車馬の喧かまびすしきなし
   君に問う 何ぞ能く爾しかるやと
   心遠ければ地も自ずから偏(たいらか)なり
   菊を采とる 東籬の下もと
   悠然として南山を見る
   山気 日夕に佳よく
   飛鳥 相与ともに還る
   此の中に真意あり
   弁ぜんと欲して已に言を忘る
 
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