Augenblick im April(四月の中の一瞬):第18週 by Hans Werthmüller(1912 ー 2005)
【原文】
NACH DEN VIELEN WEISSEN
SCHMETTERLINGEN DES WINTERS
DER ERSTE GELBE.
EINE HECKE AUS SPATZENGETSCHILP.
UND EINE WOLKE LEUCHTET AUT
SO HOCH:
DIE SIEHT SCHON DEN SOMMER.
【散文訳】
数多くの白い
冬の蝶々の後の
最初の黄色
雲雀の子供が孵化(かえ)って
そして、一片の雲が光り上がる
かくも高く、即ち
その雲は、既に夏を見ているのだ。
【解釈と鑑賞】
この詩人の、Wikipediaです。ドイツの詩人です。
自分の言葉を、このウエッブページに書いて、その履歴を語っています。
Burgdorfという町の生まれとあります。
おそらくこの町はスイスのドイツ語圏の町なのでせう。其の後に、ベルン、バーゼルと居を移しています。
どこの国、どこの民族にあっても、冬の終わり、春の到来は待ち遠しく、万葉集の歌人、大伴家持の歌にあるよう、照れる光りに雲雀上がりの、そのような四月であるのです。
とても、よくわかる詩です。
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