Lied(歌):第14週 by William Buttler Yeats
【原文】
Ich glaube, mehr beduerf es nicht
Als Fechtrapier und Stemmgewicht,
Dass Jugend länger treibe,
Der Koerper frisch verbleibe,
O, wer denn dachte dran,
Dass das Herz altern kann!
Zu reden weiss ich wohl noch was,
Doch welcher Frau genügte das,
Da ich in ihrer Nähe
Nicht mehr wie eh vergehe;
O, wer denn dachte dran,
Dass das Herz altern kann!
Begier ist’s nicht was ich verlor,
Das Herz nur wie es war zuvor,
Das mir verbrannt noch hätte
Den Leib im Totenbette―
So wähnt ich, denn wer dachte dran,
Dass das Herz altern kann!
【散文訳】
わたしは思う、もうこれ以上は要らないと
フェンシングの剣と標準体重より他には
青春がより長く駆るということ
体が新鮮な状態に留まっているということより他には
おお、一体誰が思ったことだろう
こころが歳をとり得るのだということを!
確かに、わたしはまだ何かを議論することができる
しかし、どのご婦人に、それで満足してもらえるのか(それは、ない)
わたしは、その女性の傍に
もはや、嘗てのようではなく、過ぎ行くのだから
おお、一体誰が思ったことだろう
こころが歳をとり得るのだということを!
欲求は、わたしが失ったものなのではない
以前と同じこころだけを失ったのだ
(老いていない)わたしのこころがまだ火傷をしていたら
(老いていない)わたしのこころが、この体が死の床にあっても尚と
そのように、わたしは妄想する、それと言うのも、誰がそれを思っただろうか
こころが歳をとり得るのだということを!
【解釈と鑑賞】
この詩人のことを書いたWikipediaです。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ウィリアム・バトラー・イェイツ
「アイルランドの詩人、劇作家。イギリスの神秘主義秘密結社黄金の夜明け団(The Hermetic Order of the Golden Dawn)のメンバーでもある。ダブリン郊外、サンディマウント出身。作風は幅広く、ロマン主義、神秘主義、モダニズムを吸収し、アイルランドの文芸復興を促した。日本の能の影響を受けたことでも知られる。」と、あります。
第1連は、まさに若さそのもの、青春そのものです。Stemmgewichtを標準体重と訳しましたが、あるいはもっとフェンシングの場合の最適の用語があるのではないかと思います。ご存知の方は、お教え下さい。
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