der augenblick(瞬間):第47週 by Siegfried Kessemeier(1930 - 2011)
【原文】
weg
hinweg
fliegt
der augenblick
zeit
jeder
hat seine
handvoll
fest
zu halten
ist nichts
als das
ende
weg
hinweg
fliegt
der augenblick
zeit
【散文訳】
あっという間に行ってしまう
行ってしまうんだ
飛んで
一瞬という時間が
誰もが
自分の時間を
手に余る程に
誰もが
自分の時間を
手に余る程に
確かに
捕まえること
は、何も無く
ただ終りだけを捕まえるのだ
あっという間に行ってしまう
行ってしまうんだ
飛んで
【解釈と鑑賞】
この詩人はドイツの詩人です。
この詩人のWikipediaです。
簡明な詩ですが、小文字で書いてある事、一行が短いこと、その一行が言わば投出されたような言葉の配置であることで、何か乾いた諦念と、それでいて詩人のそれに抗する意志を感じることができます。
2 件のコメント:
失礼ながら、第二連の訳文が抜け落ちているような気がしますが・・・。
おお、匿名さま、ご指摘ありがとうございます。第2連の訳を入れました。あっという間に抜け落ちてしまったような、時間です。
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