【Eichendorfの詩76】Tafellied(食卓歌) 7
7. Toast(乾杯)
【原文】
Auf das Wohlsein der Poeten,
Die nicht schillern und nicht goethen,
Durch die Welt in Lust und Nöten
Segelnd frisch auf eignen Böten.
【散文訳】
詩人達の健康を祝して、乾杯
シラーのように詩作するのではない、ゲーテのように詩作するのではない詩人達の
喜びと苦難の中で、世界を通って
新鮮に、独自の小舟に乗って、帆を上げて行く詩人達の
【解釈と鑑賞】
食卓歌、Tafelleidの最後の詩です。
前の歌がゲーテの誕生日に際しての歌でしたので、シラーとゲーテの名前が出て来ます。
この二人とは異なる詩を創作する詩人達、それはふたりのような大きな詩人ではないかも知れませんが、小舟にのった小さい、しかし独自の詩人達のこれからのために、乾杯すると歌っております。
シラーのように詩作するのではない、ゲーテのように詩作するのではない
と訳したところの動詞は、schillern, geothenとあって、これはそのまま訳すと、シラーしたり、ゲーテしたりということです。愛ヒィエンドルフの造語です。
この伝でいけば、eichendorffenということができるでしょう。
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