Ein Schwimmer ist ein Reiter(泳ぐ者は騎士である):第28週 by Paul Snoek(1933 - 1981)
【原文】
Ein Schwimmer ist ein Reiter
Schwimmen ist ein leichter Schlaf im wirbelnden Wasser,
ist lieben mit jeder noch brauchbaren Pore,
ist unendlich frei sein, zuinnerst triumphieren.
Und schwimmen ist die Einsamkeit mit Fingern betasten,
ist mit Armen und Beinen uralte Geheimnisse erzählen
dem immerzu alles begreifenden Wasser.
werde ich zum Schöpfer, der seine Schöpfung umarmt,
und im Wasser kann man nie ganz allein sein
und doch noch einsam bleiben.
Schwimmen ist ein wenig fast heilig sein.
【散文訳】
泳ぐ者は騎士である
水泳は、渦巻く水の中での軽い睡りであり
どの毛穴もまだ使うことができるので、いいものであり
果てしなく自由であり、内奥の一番奥では勝利することである。
そして、水泳は、指を使って孤独に触ることであり、
腕と脚を使って、太古の秘密を物語ることである
どこまでも総ての水つかまえて行くその水に向かって。
わたしは、自分の被造物を腕(かいな)に抱く創造主になり、
そして、水の中で、必ずしも一人で(孤独で)いることができず
そして、でも、まだ孤独のままでいることができるのだ。
水泳は、一寸ばかり、ほとんど神聖であることなのだ。
【解釈と鑑賞】
この詩人のWikipediaです。
オランダの詩人です。
泳ぐものを最初の一行で、騎士だと定義しています。
哲学ならば定義(definition)といいますが、詩では隠喩(metaphor)となります。
最初と最後の一行が照応して、この詩を堅牢なものにしています。
水泳は、神聖なものである。それは何故そうかという理由が、この二行の間に歌われているというわけです。
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