Nächtliches Spiel(夜の遊び):第22週 by Brunhild Reichert(1934 - )
【原文】
Nächtliches Spiel
Habe mir aus dem Schlaf
ein Stückchen Traum herausgerissen
badete im gruenen Teich
mit Wasserlinsen
Froesche
klammerten sich
an mir fest
wollten mich begatten
sie
trompeteten
ihr Verlangen
in die Nacht hinein
Der Mond verschreckt
fiel in ein Boot
verschlief die Nacht
und liess die Welt im Dunkeln
【散文訳】
夜の遊び
その睡りの中から外へと
わたしの見た小さな夢を無理矢理ひき出して
緑の池の中で、水扁豆と一緒に
水浴びをさせた
蛙たちが
群がり集まって、わたしに固くつかまり
わたしと性交したがった
蛙たちは
その欲求を
夜の中へと
トランペットを吹いていた
月が驚いて
ひとつのボートの中へと落ちて
その夜を眠って過ごし
そして、世界を闇の中に置き去りにした
【解釈と鑑賞】
この詩人のWikipediaがありませんでした。写真も一寸不明です。
ドイツの女性の詩人です。
Wasserlinsenを、水扁豆と仮に訳しましたが、これは次のような水辺の植物です。
シュールレアリスティックな感じのする詩です。
0 件のコメント:
コメントを投稿