【Eichendorfの詩 32-2】Liebe in der Fremde (異郷での恋)
【原文】
Liebe in der Fremde
2
Wie kühl schweift sich's bei naecht'ger Stunde,
Die Zither treulich in der Hand!
Vom Huegel gruess ich in die Runde
Den Himmel und das stille Land.
Wie ist da alles so verwandelt,
Wo ich so fröhlich war, im Tal.
Im Wald wie still! der Mond nur wandelt
Nun durch den hohen Buchensaal.
Der Winzer Jauchzen ist verklungen
Und all der bunte Lebenslauf,
Die Ströme nur, im Tal geschlungen,
Sie blicken manchmal silbern auf.
Und Nachtigallen wie aus Träumen
Erwachen oft mit suessem Schall,
Erinnernd rührt sich in den Baeumen
Ein heimich Fluestern ueberall.
Die Freude kann nicht gleich verklingen,
Und von des Tages Glanz und Lust
Ist so auch mir ein heimlich Singen
Geblieben in der tiefsten Brust.
Und fröhlich greif ich in die Saiten,
O Mädchen, jenseits überm Fluss,
Du lauschest wohl und hörst's von weitem
Und kennst den Saenger an dem Gruss!
【散文訳】
夜の時間に、なんとまあ冷たく漂うものだろうか
手の中に忠実にあるツィターよ!
岡から、わたしは一座の中に挨拶をする
天に、そして、静かな土地にも
こういったことはみなすべて、どのように変身していることだろう
わたしはどこでかくも陽気だったのだろう、谷で
森で、月がただ静かに!逍遥するかのように
かくて、高い山毛欅(ぶな)の広間を通って。
葡萄摘みのヤッホーという掛け声が響き、消えて行く
そして、すべての多彩な生命の履歴が
流れのみが、谷の中をうねり流れて
流れは、幾度も、銀色に輝く
そして、夜啼き鶯が、夢の中からのように
しばしば、甘い響きに目覚めて
木々の中では、密かな囁きが、いたるところで
思い出させるように、動いている。
歓びは、直ちには、消えることはできない
そして、一日の輝きと喜びについては
わたしにとっては、密かな歌いとなって
最も深い胸の中に、留まっている。
そして、喜んで、わたしは弦をつかむ
おお、娘よ、河の向こうで
おまえは、きっと待ち伏せていて、そして、遥かから聞く
そして、おまえは挨拶で歌い手だと知るのだ。
【解釈と鑑賞】
註釈のしようのない詩であり、その通りを味わえば、よいのではないでしょうか。
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