【Eichendorfの詩 34-1】Wandersprueche (旅の箴言)
【原文】
Wandersprueche
1
Es geht wohl anders, als du meinst:
Derweil du rot und fröhlich scheinst,
Ist Lenz und Sonnenschein verflogen,
Die liebe Gegend schwarz umzogen;
Und kaum hast du dich ausgeweint,
Lacht alles wieder, die Sonne scheint―
Es geht wohl anders, als man meint.
【散文訳】
1
お前が思っているのとは違った風にきっと行くだろう
それというのも、お前は赤く、そして陽気に見えるからだ
春も太陽の光も飛去ってしまった
愛するこの土地は、黒い衣装に着替えた
そして、お前が泣きはらして胸が晴れると
総てが再び笑い、太陽が輝き
ひとが思うのとは違った風にきっと行くだろう。
【解釈と鑑賞】
この詩は、全部で7つの詩からなる詩篇の最初の詩です。
旅の箴言と訳しましたが、旅についての言葉、考えをうまく言い当てた詩を7つ並べたということでしょう。
旅する者と世の中の関係は、今までの詩にも出て参りましたが、いつも反対の関係にあります。最初の一行と最後の一行が、それを示しているのだと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿