Kafkaの詩:第15週 by Franz Kafka
【原文】
“Auch ist das eigentlich nicht Liebe, wenn ich sage, dass du mir das Liebste bist;
Liebe ist, dass du mir das Messer bist, mit dem ich in mir wühle.”
【散文訳】
「もしわたしが、お前はわたしにとって最愛のものだといったならば、それは、実際また、そもそも愛ではないのだ。愛とは、お前がわたしにとってナイフであるということなのであり、そのナイフで、わたしは、わたしの中を掘り返し、探るのだ。」
【解釈と鑑賞】
この詩人のことを書いたWikipediaです。。
詩人というよりは散文家で名の高いカフカです。説明の必要はないでしょう。
その散文家が書いた詩ということで、興味深いものがあります。
詩とはいへ、既に最初から引用符がついていますので、これはどこかからの引用であるのか、カフカが敢えて、引用符をつけて、このことを言ったのか、いづれにせよ、散文的な趣向ではあります。カフカらしい。
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