【Eichendorfの詩 32-1】Liebe in der Fremde (異郷での恋)
【原文】
Liebe in der Fremde
1
Jeder nennet froh die Seine,
Ich nur stehe hier alleine,
Denn was fruege wohl die Eine:
Wen der Fremdling eben meine?
Und so muss ich, wie im Strome dort die Welle,
Ungehoert verrauschen an des Fruehlings Schwelle.
【散文訳】
異郷での恋
誰もが、彼女を悦んで彼の恋人と呼ぶ
わたしは、ただ、ここに一人いるだけだ
何故ならば、彼女はきっと、こう質問するだろうからだ
余所者が、誰を愛するというの?
そして、わたしは、あそこで波が流れるように
だれにも聞かれることなく、ざわざわと流れさる以外にはないのだ
春の閾(しきい)のところで
【解釈と鑑賞】
アイヒェンドルフは、いつも報われぬ恋を歌います。
これも、話者は旅人で、異郷で女性を好きになるという舞台設定です。
この題の詩は、この詩も含め全部で4篇の詩から構成されています。
この詩は、その最初の詩です。
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