2016年4月9日土曜日

第15週:Lied(歌)by William Shakespeare(1564 - 1616)

第15週:Lied(歌)by William Shakespeare(1564 - 1616)





【原文】

Komm, du König, weinbekränzt,
Bacchus, dessen Auge glänzt,
Du verjagst die Leitgedanken!
In den Locken Efeuranken,
Trinkt, bis alle Welten schwanken,
Trinkt, bis alle Welten schwanken!


【散文訳】

さあ、来い、お前、王たるものよ、葡萄の葉の王冠をかむり
バッカス神よ、その両眼は輝いてゐるぞ
お前は、お前を導く思想のままに、これを狩り行くのだ!
きづたの蔓(つる)の、女の巻き毛やうな其の中で
飲めや、すべての世界が揺れ動くまで
飲めや、すべての世界が揺れ動くまで!


【解釈と鑑賞】

この詩人は、世界に名にし負ふシェークスピアです。今Wikipediaを見れば、16世紀の、従いバロックの詩人であり戯曲家であると、改めて思いました。

日本語のWiki:

英語のWiki:

しかし、何故かうも酒の歌といふのは、いいのでせうか。飲め!と書かれてゐる文字を見ただけで、嬉しくなる。

男には註釈不要の歌です。それから、呑兵衛の女性にも。

女性の美しい巻き毛に譬えられてゐるキヅタの蔓の写真です。




きづたの中で飲めやといふのは、狩りは森の中で行ひますから、このきづたの写真の方が実感があるかもしれません。






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