Liebe (1) (愛(1)):第25週 by Maria Pawlikowska-Jasnorzewska(1891~1945)
【原文】
Seit einem Monat sah ich dich nicht.
Nun gut. Bin schweigsamer eben,
etwas schläfrig, blaßer im Gesicht,
Doch man kann ohne Atem leben!
【散文訳】
一ヶ月来、わたしはあなたを見かけなかつたは。
わかつた、もう、それはそれでいいの。わたしは、だから、前よりも黙しがちになつてゐるのだし、何かかう眠気がするのだし、顔は前よりも蒼白であるのだし、と、だからといつて、息をせずには生きることはできないのよ!
【解釈と鑑賞】
この詩人は、ポーランドの詩人です。Wikipediaは、次のところです。ポーランド語のものしかありませんでした:
最後の!の後には、だからわたしに会つて頂戴といふ言葉が隠れてゐるのでせう。
あなたに会へば、息がつけるのだから。
ちつとも実は、
わかつた、もう、それはそれでいいの。
などとは思つてはゐないのです。
この差異に、題となつてゐる愛があるといふことなのでせう。
であれば、最後の!の後に続く言葉は、また、だうしてくれるのよ、早く来てよ、会ひたいの!という言葉になるのでありませう。
さう思はれる思はれ人たる其の男こそ、幸せな男でありませう。
しかも、この詩の題は、(1)とあるやうに、その一番目の愛の詩なのでありますから、これから(2)(3)と続くのでありませうから、尚一層に。
しかも、この詩の題は、(1)とあるやうに、その一番目の愛の詩なのでありますから、これから(2)(3)と続くのでありませうから、尚一層に。
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