Wiederholen(繰り返し):第19週
by Wsewolod Nekrassow (1821 - 1871)
【原文】
Das darf sich nicht widerholen
ich wiederhole
das
darf sich nicht wiederholen
ich wiederhole
das
darf sich nicht wiederholen
das
darf sich nicht wiederholen
ich wiederhole
【散文訳】
それは、繰り返してはならない
わたしは繰り返す
それを
それは
繰り返さない
わたしは繰り返す
それを
それは
繰り返してはならない
それを
それは
繰り返してはならない
わたしは繰り返す
【解釈】
この詩人は、ロシアの詩人です。
この詩の面白さは、それを繰り返すというときの「それを」という言葉が、そのまま次の繰り返す、あるいは、繰り返さないという文の主語になっていることです。
この接続の構造を繰り返して、この詩ができています。
こうして、この繰り返しは、肯定と否定で、限りなく、永遠に繰り返すことになります。
日本語圏のインターネットで調べますと、この詩人は、ドストエフスキー、プーシキン、レールモントフと同時代人です。
0 件のコメント:
コメントを投稿