Weihnachten(クリスマス):第52週
by Joseph von Eichendorff (1788 - 1857)
【原文】
Markt
Und Strassen
Stehn verlassen,
Still erleuchtet jedes Haus,
Sinnend geh ich durch die Gassen,
Alles sieht so festlich aus.
An den Fenstern haben Frauen
Buntes Spielzeug fromm geschmueckt,
Tausend Kindlein stehn und schauen,
Sind so wunderstill beglueckt.
Und ich wandre aus den Mauern bis hinaus ins freie Feld,
Hehres Glaenzen, heiliges Schauern! Wie so weit und still die Welt!
Sterne hoch die Kreise schlingen, Aus des Schnees Einsamkeit
Steigt’s wie wunderbares Singen - O Du
Gnaden-
Reiche
Zeit!
【散文訳】
市場も
通りも
ひとひとりいない
どの家も、静かに明りがついている
すべては、かくも祝祭日らしくみえる。
窓辺では、婦人たちが
色とりどりの玩具を、敬虔に、飾り付けた
たくさんの子供たちが、立って、そして、みている
みな、かくも静かに祝福されている。
そして、わたしは、町の城壁から外に出て、野外、野原の中へと歩き出る
高貴な輝き、神聖な戦慄!世界は、かくも広々と、静かなのだ!
星辰は高く、星々の軌道はうねっている、雪の孤独から
素晴らしい歌声が立ち上がるーおお、お前
恵み
豊かな
時間よ!
【解釈】
この詩人は、ドイツ文学史に名のある詩人です。
ドイツ語のWikipediaです。
http://de.wikipedia.org/wiki/Joseph_von_Eichendorff
わたしは20代の初めに、この詩人のTaugenichtsについての、Taugenichtsの書いた文章を作品とした作品を一部読んだことがあります。
このひとは、ドイツ文学史の上ではロマン主義の思潮に分類されている詩人です。
しかし、このことの当否は問わず、Taugenichts、即ち役立たず、馬鹿、愚者というモチーフは、今に至るまでわたしの人生の主調低音となっております。
そこには、どんなに豊かな世界が広がっているか。
この歳になって、Eichendorffにに惹かれる自分自身を発見するとは、驚きでした。
このクリスマスの詩は、このカレンダー53編のうちで、わたしが一番好きな詩です。
味わって下さると、誠にありがたく思います。
追伸:
詩の文字で象っているのは、カレンダーの通りに、クリスマスツリーです。
by Joseph von Eichendorff (1788 - 1857)
【原文】
Markt
Und Strassen
Stehn verlassen,
Still erleuchtet jedes Haus,
Sinnend geh ich durch die Gassen,
Alles sieht so festlich aus.
An den Fenstern haben Frauen
Buntes Spielzeug fromm geschmueckt,
Tausend Kindlein stehn und schauen,
Sind so wunderstill beglueckt.
Und ich wandre aus den Mauern bis hinaus ins freie Feld,
Hehres Glaenzen, heiliges Schauern! Wie so weit und still die Welt!
Sterne hoch die Kreise schlingen, Aus des Schnees Einsamkeit
Steigt’s wie wunderbares Singen - O Du
Gnaden-
Reiche
Zeit!
【散文訳】
市場も
通りも
ひとひとりいない
どの家も、静かに明りがついている
すべては、かくも祝祭日らしくみえる。
窓辺では、婦人たちが
色とりどりの玩具を、敬虔に、飾り付けた
たくさんの子供たちが、立って、そして、みている
みな、かくも静かに祝福されている。
そして、わたしは、町の城壁から外に出て、野外、野原の中へと歩き出る
高貴な輝き、神聖な戦慄!世界は、かくも広々と、静かなのだ!
星辰は高く、星々の軌道はうねっている、雪の孤独から
素晴らしい歌声が立ち上がるーおお、お前
恵み
豊かな
時間よ!
【解釈】
この詩人は、ドイツ文学史に名のある詩人です。
ドイツ語のWikipediaです。
http://de.wikipedia.org/wiki/Joseph_von_Eichendorff
わたしは20代の初めに、この詩人のTaugenichtsについての、Taugenichtsの書いた文章を作品とした作品を一部読んだことがあります。
このひとは、ドイツ文学史の上ではロマン主義の思潮に分類されている詩人です。
しかし、このことの当否は問わず、Taugenichts、即ち役立たず、馬鹿、愚者というモチーフは、今に至るまでわたしの人生の主調低音となっております。
そこには、どんなに豊かな世界が広がっているか。
この歳になって、Eichendorffにに惹かれる自分自身を発見するとは、驚きでした。
このクリスマスの詩は、このカレンダー53編のうちで、わたしが一番好きな詩です。
味わって下さると、誠にありがたく思います。
追伸:
詩の文字で象っているのは、カレンダーの通りに、クリスマスツリーです。
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