【原文】
Mein Herz weint für
Japan
Der Wunsch der Hoffnung
Der Wunsch der Liebe
Gottes Segen ist geblieben.
Egal wie groß, egal wie klein,
Hoffnung soll in jedem sein.
Viele Menschen sind in Not,
denn überall lauert der grausame Tod.
Die toten Straßen schrecklich leer
Und dies war die Schuld vom Meer.
Die Opfer des Todes,
die Opfer des Leid’s
die Gefühle für Mitmenschen ziehen sich so weit.
Je schlechter die Lage,
desto weiter ziehen die,
Gottes Segen segne sie.
Wenn alle dran glauben,
wenn alle dann hoffen,
dann können sie’s dort in Japan bald schaffen.
Jedoch eines ist klar,
es bleibt die Gefahr.
Als sie Tsunamiwelle kam,
war alles kaputt.
Als der Stromausfall war,
ging es in die Luft.
Nun ist es so wie es ist.
Alles verwüstet, alles kaputt,
alles liegt nun in Asche und Schutt
Das kleinste bisschen Hoffnung ist nun fort,
keiner der Engel spricht irgendein Wort.
Entsteht Japan jetzt an einem anderen Ort?
Ein großes Unglück ist passiert,
dessen Sicherheitsvorkehrung nicht funktioniert.
Man brauchte eine Lösung und zwar schnell,
sonst wird das Leben von Japan nie wieder hell.
Die Stadt ist leer und die Zeit so schwer,
den Segen auf Erden spürt man nicht mehr
Die ganze Welt steht still
Weil jeder die gedenken will.
Alles ist wie eingefroren,
die Familien haben sich verloren.
Die ganze Welt ist betroffen
Und alle können nur noch hoffen.
Japan ist ein schönes Land,
doch jetzt liegt es in Gottes Hand.
Bald ist die Antwort hier.
Werden wir Japan für immer verlieren?
Keiner weiß es genau,
vielleicht kommt ja der Supergau,
Wir, wie auch ihr, hoffen es nicht.
Schaut den Menschen ins Gesicht.
Mit viel Einsatz und viel Mut
wird es klappen
Die Atomkraft abzuschaffen.
Der Wunsch der Hoffnung,
der Wunsch der Liebe,
Gottes Segen ist geblieben.
Egal wie groß, egal wie klein,
Hoffnung soll in jedem sein.
Wir sind hilflos, sprachlos,
keine Lösung ist in Sicht.
Japan, mein Herz weint für dich.
Alena Schmid, Marie Volkmer
【散文訳】
わたしのこころは
日本のために泣いています
希望の願いがあり
愛の願いがあり
神の祝福は、去ることがありませんでした
どんなに大きいか、どんない小さいかは関係なく
希望こそが、ひとりひとりの中に宿っているからです。
大勢のひとたちが、苦しんでいます
ここかしこに、恐ろしい死が待ち構えているから
死んだ通りは、どれも、恐ろしいほど、空虚だから
それもみな、海の犯した罪のせいでした
死の犠牲があり
悲しみの犠牲があり
同じ人間として同胞に感じるひとびとのこころは
かくも広く及んでいます
状況が悪くなればなるほど
ますます、そのこころは一層ひろがるのです
そのこころに、神の祝福がありますように
もしすべてのひとがそれを信じるなら
もしすべてのひとがそれを望むなら
そのこころは、日本の国で、じきに確かな形をとることでしょう
でも、ひとつだけ、はっきりしていることがあります
それは、危険は去ってはいないということです
津波が押し寄せたときに
すべてが失われました
原子力の事故がおきたときに
空中に放射されました
そうして今では、このような現実となっています
すべては荒れ果て、すべては失われ
すべては、こうして灰塵に帰したのです
ほんのかすかな希望さえも、今は、なくなり
天使たちのだれも、一言も言葉を発することがありません
日本の国は、これから、ほかの場所に
生まれるとでもいうのでしょうか?
大きな不幸が起き
その安全保障は機能せず
解決策が必要でした、それも迅速な
そうでなければ、日本の国の生活と生命は
二度と輝かないことになるでしょう
町は、空虚で、時は、かくも重たく過ぎ行き
地上に祝福があるなどとは、もはや、感じることがありません
全世界が、静止しています
だれもが、その世界を忘れまいとするので
すべては凍りついてしまったかのようです
もろもろの家族は、失われ
全世界が襲われたのです
そうして、できることと言えば、ただ希望を持つことだけです
日本は、美しい国です
でも、その国が今や神の御手の中にあるのです
じきに、答えがやって来ることでしょう
わたしたちは、日本を永遠に失ってしまうのでしょうか
(という問いに対する答えが)
だれも、そのことについては、確かには知りません
ひょっとしたら、原発のメルトダウンがやって来るかもしれませんが
わたしたちは、あなたたちがと同じように
それを望んではいません
人間から眼をそらしてはいけない
全力を尽くして、一杯勇気を出せば
原子力を廃棄することも
かならずうまく行くことでしょう
希望の願いがあり
愛の願いがあり
神の祝福は、去ることがありませんでした
どんなに大きいか、どんない小さいかは関係なく
希望こそが、ひとりひとりの中に宿っているからです。
わたしたちは、なすすべなく、ことばもなく
解決策もあきらかではありません
日本の国よ、わたしのこころは、あなたのために
泣いています
アレーナ・シュミート、マリー・フォルクマー
【解説】
今日は、解釈ではなく、解説です。
わたしのドイツにいる友人が、このたびの日本の大震災のためのチャリティコンサートを開いて、義捐金を募りました。
そのとき、その友人の娘さんたちが、この詩を書き、わたしが訳したという次第。
この詩は、義捐金とともに、石巻の幾つかの小学校に贈られたとのことです。
少し日にちは、づれますが、その詩を、思い出したように、掲げた次第です。
ご鑑賞あれかし。