2012年2月19日日曜日

第9週: Februar(2月)by Miloslav Bohatec (1913-1967)


第9週: Februar(2月)by Miloslav Bohatec (1913-1967)

【原文】

Der greise Feber waermt sich
am Feuer die steifen Glieder.
Die Februa waren das Suehnfest der Buerger von Rom
den Toten brachte man Opfer dar
nackt liefen die Priester des Faun
durch die Strassen der Stadt
und schlugen die Frauen mit Riemen
auf dass fruchtbar sei deren Leib.
Die Sonne tritt ins Zeichen der Fische.
Im Hause des Jupiter empfangen
wird das Kind gleichmuetig sein
und eiskalten Herzens.
Der Mann von wilden Geluesten erfuellt
und niemals befriedigter Sehnsucht
ist im Wahne befangen
dass jeder Unbekannten Schoss
das hoechste Glueck auf Erden birgt.
Die Frau dieses Zeichens ist klug und belesen
reizvoll reizbar und stark
mit einem Feuermal auf dem Hintern
behaftet geht sie zugrunde
an der Einsamkeit in der Umarmung
ob naerrischen Einfalls
in verlassenem Haus.


【散文訳】

老いて白髪の2月が、火で
硬直した四肢を暖めている

かつて2月は、ローマの市民の贖罪の祭りだった
死者に犠牲を捧げ
裸体で、牧羊神の僧侶達は
町の通りという通りを駆け抜け
そして、女達を革紐で鞭打った
その体よ豊穣なれと

太陽は魚座の位置に入る。
子供は、ジュピターの家の中で迎えられ
平然と、そして冷たいこころでいることだろう

男は、野生の凶暴な欲望に満たされ
決して満足することのない憧憬を抱いて
狂気に捕われていて
見知らぬどの女性の胎内も
地上で最高の幸福を隠している。

この星座の女性は、賢く、そして博学であり
魅力一杯に魅力的で、そして強く
尻に母斑があって
捕われて破滅に至る
抱擁の中なる孤独に因って
愚かな、常軌を逸した着想から
打ち捨てられ、ひとの居ない家の中で
かどうかは知らないが


【解釈と鑑賞】
チェコの詩人です。

いつものようには、Wikipediaがありませんでした。

画像の検索にもヒットしませんでした。

詩を読みこむ以外にはありません。


魚座とは、黄道十二星のひとつ。

Wikipediaです。余り詳しくありませんが。

http://ja.wikipedia.org/wiki/うお座

子供とは、イエス•キリストのことでしょうか。あるいは、そうではなく、字義通りにとってもいいかも知れません。

何か占星学の知識が背景にあるともっとよく理解できるのかも知れません。

何かこう、やはりドイツ人ではなく、スラブ人だという感じがします。

2月生まれは、魚座だということ。

魚座の男や女は、この詩のようだということ。

この詩人は魚座の生まれだったのでしょうか。

とすると、自分の人となりと、その人生を、このように詩であらわしたということになります。

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